衣装ケースを正しく処分する4つの方法やかかる費用の目安

衣装ケースと洋服

断捨離で荷物が片付いたのはいいのですが、不要になった衣装ケースの処分に困っています。何かいい方法はありますか?

衣装ケースを処分する方法は複数あり、費用がかかる場合があります。衣装ケースを処分する場合は、正しい処分方法を知り、自分に合った方法を選択することが大切です。ここからは、不用品回収のプロがみなさんの疑問を1つずつ解消します。また、楽に処分できる方法などについてもアドバイスしますので、ぜひ最後までお読みください。

「断捨離で出た不要な衣装ケースが邪魔で困っている」「引越しを機に古くなった衣装ケースを新しく買い換えたい」などの理由から、衣装ケースの処分を必要としている人もいるのではないでしょうか。

衣装ケースを処分する人の多くが、「一般ごみとして捨てられそうだけ、実際のところはどうなの?」という疑問を感じています。確かに、一般ごみとして捨てられそうですが、粗大ゴミのような気もしますね。

あまり処分する機会のない衣装ケースですが、正しく処分する方法が複数あるので心配はいりません。大切なのは、どの方法を選ぶかということと正しいルールで処分することです。

この記事では、衣装ケースの処分にお困りの方に向けて、衣装ケースを処分する方法や費用の目安を解説します。また、衣装ケースを処分する前に注意することや、業者に処分を依頼する場合の選定ポイントについても紹介します。

衣装ケースを処分する4つの方法

衣装ケースを処分する4つの方法

衣装ケースを正しく処分する方法は以下の4つです。

  1. 粗大ごみとして自治体に回収してもらう
  2. 買取業者に買取を依頼する
  3. 必要とする団体や施設に寄付する
  4. 不用品回収業者に依頼する

衣装ケースを処分する方法として思いつく方法は、「一般ごみ」か「粗大ごみ」の2つの方法しかありません。でも、一般ごみとしては出せないんですね。他にも方法があるようなので、もっと詳しく知りたいです。

そうですね、その2つのを挙げる方がほとんどです。ただ、ほとんどの自治体では衣装ケースを一般ごみとして扱っておらず、粗大ごみとして回収しています。また、その他にも利用を検討して欲しい方法がありますので、それぞれの特徴やメリットなどについて紹介しますね。

1. 粗大ごみとして自治体に回収してもらう

ごみの定義は自治体によって異なります。一般的には、プラスチックマークがついているものや、1辺の長さが50cm以下のプラスチック製品がプラスチック資源対象となるため、衣装ケースはプラスチックごみには含まれません。

また、自治体によっては素材に関係なく大きさによって可燃ごみか不燃ごみかを判断し、衣装ケースを一般ごみとして回収してくれる場合があります。しかし、このような自治体はごくわずかです。

ほとんどの自治体は粗大ごみとして扱いますが、粗大ごみと判断する大きさは一律ではありません。衣装ケースの処分を自治体に依頼する場合は、まずはお住まいの自治体のごみ出しルールを確認する必要があります。

自治体に粗大ごみの回収を依頼する場合の基本的な流れは以下のとおりです。

  1. 電話やインターネットで粗大ごみ受付センターに申し込む
  2. コンビニや郵便局などで「粗大ごみ処理券」を購入する
  3. 「粗大ごみ処理券」に依頼人の名前など、必要項目を記入する
  4. 「粗大ごみ処理券」をマッサージチェアに貼り付け、決まった日に指定された収集場所に出す

自治体で処分してもらう場合の注意点がいくつかあります。まず、自分の希望する日を回収日として選ぶことはできません。あらかじめ自治体が指定した日に合わせてごみを出す必要があるため、その日に忘れずに出すようにしましょう。

また、年末年始などの時期は一時的に粗大ゴミを申し込む人が増え、ごみを出すのが順番待ちになることがあります。衣装ケースの処分が必要な場合は計画的に準備を進め、早めに申し込みましょう。

粗大ごみを出す際によくあるケースとして、「粗大ごみ処理券」の記入漏れや貼り忘れ、紛失などがあります。この場合、集積所に衣装ケースが置いてあっても回収してもらえないことがありますので、事前に不備がないかをチェックし、テープなどで二重に貼り付けるなど剥がれを防止する工夫をしましょう。

この方法は、大量の衣装ケースを処分する場合には不向きです。軽量でもかさばる衣装ケースを何度も搬出するのは大変ですし、落下などによって床や壁を傷つける恐れがあります。

自治体に出すのがちょっと面倒だと感じた方は、他の処分方法を検討してみましょう。

2. 買取業者に買取を依頼する

ひび割れや変形、変色などが見られない衣装ケースであれば買取業者に買い取ってもらうこともできます。不要なものを処分してお金が戻ってくるので魅力的な方法でしょう。

しかし、衣装ケースはそもそもあまり高価なものではなく、どこにでも売っている物なので、あまり高い金額で買い取ってもらうことはできません。また、せっかく持ち込んでも必ずしも買い取ってもらえるとは限らないので注意が必要です。

不要となった衣装ケースでも値がつくケースとしては、同じシリーズの衣装ケースが複数ある場合や、収納力があるもの、普通の衣装ケースよりデザインがおしゃれなものなどです。ただし、どれも状態がよいことが前提となります。

自宅近くに買取業者がある場合は利用することを検討してみてはいかがでしょうか。また、最近では出張買取サービスを行う業者もあるので、運ぶのが大変という方は利用してみても良いかもしれません。この場合は出張費用や搬出費用などを請求される場合があるので、事前に利用条件を調べてから利用しましょう。

3. 必要とする団体や施設に寄付する

あまり知られていませんが、衣装ケースを必要としている団体や施設があります。使用方法としては以下のような例があります。

  • 衣装ケースに衣装を詰めて海外に送る
  • 不要となった衣装ケースを販売して利益を得る
  • 介護施設などでタオル入れや着替え入れとして利用する 

不要になった衣装ケースが誰かの役に立つのは嬉しいことです。まずは身近な施設に衣装ケースが必要かどうかを問い合わせてみたり、インターネットを活用して譲る相手を探すのもよいでしょう。

ただし、処分というよりは再利用に近い方法なので、きちんと使用できる衣装ケースに限られます。また譲る前には掃除をしてきれいにするのもマナーです。

衣装ケースを必要としている団体や施設はあまり多くないので、この方法はあまり現実的ではありません。衣装ケースの処分には他の方法を検討することをおすすめします。

4. 不用品回収業者に依頼する

これまでに紹介した3つの方法が手間だ、自分には向いていないと思う方におすすめなのが不用品回収業者に依頼する方法です。この方法なら、申し込むだけで自宅に回収に来てくれるので負担がありません。 

多くの不用品回収業者は24時間相談を受け付けていて、お客様の都合に合わせて引き取りに来てくれます。自分で運び出したり掃除をする手間がないので、4つの処分方法の中でもっとも楽な方法と言えるでしょう。 

また、すべての業者ではありませんが、場合によっては買取してくれる不用品回収業者もあります。状態のよい衣装ケースであれば、買取を行う不用品回収業者を探すのもおすすめです。

なるほど、いろんな方法があるんですね。でも、できれば簡単に衣装ケースを処分したいです。

どんな方も、できるだけ簡単に処分したいとお考えです。衣装ケースを処分する方法を選ぶ際のポイントは2つあり、1つは手間がかかるか、もう1つは次で紹介しますね。

衣装ケースの処分にかかる費用の目安

衣装ケースの処分にかかる費用の目安

え?もう1つ考えなくてはならないポイント?わかりました!処分にかかる費用ですね!

正解です!衣装ケースを処分する際、費用がいくらかかるか気になりますよね。どんなに楽な方法でも費用が高ければ選べませんし、費用が安くなるなら多少手間がかかっても自分で処分するという人もいます。衣装ケースの処分は、費用面も十分に考慮して選ぶことが大切です。

自治体に回収してもらう方法でも、粗大ゴミなら費用がかかりますよね。それぞれの方法にどれくらいの費用がかかるのか教えてもらえますか?

もちろんお教えします!お客様の言うとおり、粗大ごみの場合でも処分に費用がかかります。その他の方法についても費用の目安があるので、一覧表にして紹介します。

以下では、衣装ケースを処分する4つの方法の費用相場を比較して紹介します。

方法費用特徴
粗大ごみとして自治体に回収してもらう1個につき300円程度自治体に事前に申し込み、指定日に指定の収集場所に搬出する
買取業者に買取を依頼する無料、又は買い取ってもらえる持ち込めば無料で引き取ってもらえ、場合によっては買い取ってもらえる持ち込む手間がかかり、必ずしも買い取ってもらえるとは限らない出張買取の場合は別途費用が発生するので要注意
必要とする団体や施設に寄付する無料寄付先を探すのが困難状態のよい衣装ケースであることが条件寄付なので、買い取ってもらうことはできない
不用品回収業者に依頼する1個につき500~1,000円程度家に取りに来てくれるので、何も準備しなくてよい業者によっては買い取ってくれることがあるもっとも簡単な処分方法業者選びが重要

上記で紹介した費用の相場はあくまでも目安です。費用の金額を保障するものではありませんので、参考としてお読みください。

衣装ケースの処分方法には、費用がかかるものとそうでないものがあります。できるだけ処分に費用をかけたくないと思うのが普通ですが、その分手間がかかったり、処分する際に一定の条件を満たす必要があります。

また、費用負担の少ない「粗大ごみとして自治体に回収してもらう」という方法であっても、自治体によって粗大ゴミの定義が違ったり、粗大ごみ処理券の購入や搬出を自分で行う必要があるなど、やや手間がかかります。

とにかく手間をかけたくない、早く処分したいという方の多くは、多少費用がかかっても「不用品回収業者に依頼する」方法を選んでいます。

もちろん、上記で紹介した衣装ケースの処分方法はどれも正しい処分の仕方です。それぞれの特徴やメリット、費用などを比較し、自分にとって最適な処分方法を選びましょう。

費用の相場がわかって安心しました!思っていたよりも費用がかからないので、できるだけ楽な方法で一気に処分したいですね。

そうですね。不要になった衣装ケースですから、できるだけ費用をかけずに処分したいですよね。手間と費用を比較して、負担の少ない方法で処分することをおすすめします。

衣装ケースを処分する前に注意すること

衣装ケースを処分する前に注意すること

衣装ケースを処分する方法とその費用がわかりました。それぞれの方法で処分する前に注意することはありますか?

はい、どの方法を選んだ場合でも注意することがあります。衣装ケースを正しく処分するために大切なことなので、1つずつ確認していきましょう。

1. 粗大ごみとして自治体に回収してもらう場合に注意すること

この方法を利用する場合の注意点は以下のとおりです。

  • お住まいの自治体の粗大ごみの定義やごみ出しのルールを事前に問い合わせて確認する
  • 衣装ケースのサイズ(たて・よこ・高さの3ヶ所)を正確に測っておく
  • キャスターなどを取り外したり、分解しておく必要があるかどうかを確認しておく
  • 回収日があらかじめ決まっているので、都合の合う日程を決めて早めに申し込む
  • 「粗大ごみ処理券」に不備がないか確認し、回収場所を間違えない
  • 回収日にきちんと回収されたことを確認する

2. 買取業者に買取を依頼する場合に注意すること

買取業者に買取を依頼する場合の注意点は以下のとおりです。

  • 高値では売れない割に手間がかかる
  • 買い取れないケースもあることを承知のうえで買取を依頼する
  • 状態のよいものと思えるものなら売れる可能性がある
  • 自分で持ち込み、売れない場合は持ち帰る可能性がある
  • 出張買取を依頼した場合には出張費用や搬出費用が別途かかる場合がある

3. 必要とする団体や施設に寄付する場合に注意すること

この場合の注意点は以下のとおりです。

  • 寄付先を見つけるのが困難
  • 寄付なので買い取ってもらうことはできない
  • 状態のよい衣装ケースを寄付するのがマナー
  • 掃除やメンテナンスを行った上で譲る
  • 自分で持ち運ぶのが前提である

4. 不用品回収業者に依頼する場合に注意すること

不用品回収業者に依頼する場合には特に注意することはありません。なぜなら、申し込みをする以外に何もすることがないからです。

高層階のマンションにお住まいであっても、ご自宅まで担当者が回収に来て運び出してくれます。また、都合の良い日を指定すればその日に来てくれるので、スケジュールを調整する必要もありません。

1つだけ注意することを挙げるとすれば、業者選びに失敗しないことです。どの業者に処分を依頼しても費用や対応が同じではないので、より良いサービスを受けるためには業者の選び方が重要です。

やっぱり、不用品回収業者に依頼するのが私には向いている気がします!

はい、確かに不用品回収業者に依頼する方法はメリットが多く魅力的です。ただし、先程少し触れましたが、業者によって費用や対応が異なるので、業者を見極めることが大切です。

衣装ケースの処分を依頼する業者の選定ポイント

タオルが入った衣装ケース

業者の見極め…。どんな業者を選べばいいですか?

業者を選ぶ際にはいくつかのポイントがあります。このポイントに従って業者を選べば失敗することはないので安心してください。

衣装ケースの処分を依頼する業者の選定ポイントは以下の3つです。

1. 費用が安すぎない・高すぎない

誰もが費用をかけずに衣装ケースを処分したいと考えますが、業者に依頼する場合でもある程度費用の相場というのがあります。先程紹介した費用よりも大幅に安い業者は、スタッフが不親切、運搬費用などを別に請求されるなどの対応が予想されるので注意が必要です。

また、相場よりも費用が明らかに高い場合は選ばないようにしましょう。相場内の費用で良いサービスを提供している業者がたくさんあるので、そちらを優先して選びましょう。また、利用料金を公表している業者ならより安心です。

2. ごみを処分するのに必要な免許や許可を取得している

ごみを処分する業者は、以下のような免許や許可を取得していなくてはなりません。

  • 一般廃棄物収集運搬業許可:家庭から出る不用品を回収する上で必ず必要な許可
  • 古物商許可:リサイクルショップなど、販売目的で不用品を購入することができる許可
  • 産業廃棄物収集運搬許可:事業所などから出る廃棄物を処理する際に必要な許可

これらの許可は業者の信頼に大きく関わるため、ほどんどの不用品回収業者がホームページ上に公開しています。許可を得ている業者は認可番号を記載していますので、必ず確認しましょう。

3. お客様からの評判が良い

最近の業者は、回収を依頼されたお客様の声や口コミをホームページに掲載しています。どんな不用品をいくらで処分したのか、回収時のスタッフの対応やお客様に好評なサービスなどを具体的に紹介しています。

実際に利用した人の意見はリアリティがあり、業者を選ぶ際にとても参考になります。衣装ケースの処分を依頼する業者がある程度絞られたら、一度その業者のホームページを検索し、利用者の口コミに目を通すことをおすすめします。

なるほど、確かに大事なポイントですね。でも、業者の候補を探すのが難しそうです。

そうですよね、業者はたくさんあるので、そもそも候補を見つけることが難しいと思います。そのような方には、業者の候補を探すための便利でお得なサービスを紹介します。

衣装ケースを正しく手軽に処分するなら不用品回収業者がおすすめ

衣装ケースの処分にはさまざまな方法がありますが、不用品回収業者に依頼する方法がもっとも簡単であることがおわかりいただけたのではないでしょうか。費用はかかりますが、それ以上に手間がかからず負担がないので十分に利用する価値があります。

不用品回収業者に依頼する際の唯一の注意点は業者の選び方です。業者を選ぶための3つのポイントを紹介しましたが、まずは複数の業者を候補として上げる必要があります。

業者選びでおすすめしたいサービスが不用品回収の窓口です。不用品回収の窓口では、処分して欲しいものの種類や量など複数の項目を入力するだけで、最大5社から見積もりを取得するサービスを提供しています。

ある程度候補を絞ることができれば、必要な許可を取得しているか、利用者の口コミはどうかといった条件から、自分にマッチした業者を決めることができます。利用には一切費用がかかりませんので、ぜひご安心してご利用ください。