誰も使っていない金庫が邪魔なので処分したいのですが、どうしたらいいのか見当がつきません…。
金庫を処分するケースはあまり多くありませんが、正しく処分する方法があるので心配しなくても大丈夫です。複数の方法の中から、重量のある金庫をより簡単に処分する方法を見つけることができますよ!
「実家で使わなくなった金庫が邪魔で困っている」「引越しの際に思い切って金庫を手放したい」などの理由から、金庫の処分を検討している人もいるのではないでしょうか。
金庫を処分する際、「一般ごみでは無理だし、粗大ごみでも断られそうだけど、他に処分する方法が思いつかない」と困ってしまいますよね。
そのため、不要な金庫をそのまま放置してしまう、面倒でも引越し先に持っていくなどの対応をとる人が多いようです。
滅多に処分する機会のない金庫ですが、正しく処分する方法があるのでご安心ください。
大切なのは、できるだけ負担の少ない方法を選んで処分することです。
この記事は、金庫の処分にお困りの方の疑問や不安を解消する内容になっています。
金庫を処分する方法やベストなタイミング、相場費用や処分前に確認すべきことなどをまとめて紹介しています。
読み終わったらすぐにでも金庫を処分できるようになるので、ぜひ最後まで目を通してください。
日本大学文理学部卒。後に、不用品回収専門メディア「不用品回収の窓口」に参画。信頼関係を第一に考え、多くの不用品回収業者の業務改善に注力する。同時に、環境省が主催する「使用済製品等のリユース促進事業研究会」へ定期的に参加し、不用品回収業者と協力して不用品回収やゴミ問題解決に取り組んでいる。不用品に関する多様な記事の執筆・監修も積極的に担当。
このページの内容
金庫を正しく処分する方法4選
金庫を正しく処分する方法は以下の4つです。
- 購入した店舗に引き取ってもらう
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- 金庫専門業者に引き取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
金庫の処分なんて考えたことがなくて。このまま残しておいても使わないし、子どもに引き継ぐものでもないし。どうしたらいいか教えてください。
金庫を処分するケースは多くありませんが、正しく処分する方法が複数あります。まず確認しておきたいのが、金庫は一般ごみや粗大ごみとして回収してもらうことはできません。これから紹介する方法の中から、自分の状況や要望に合わせて一番よいと思う方法を選んで処分する必要があります。
1. 購入した店舗に引き取ってもらう
もともと金庫は一般ごみや粗大ごみとして回収してもらうことができません。そのため、金庫を販売する店舗のほとんどが金庫の回収を行っています。
まずは購入店舗に問い合わせるか、金庫のメーカーに相談してみましょう。
ただし、購入店舗であっても処分費用が無料とは限らず、以下のような条件を課している場合があります。
- 買い替えする場合は無料で引き取る
- 引き取りだけの場合は費用が発生する
- 出張して回収する場合は別途出張費が発生する
大きくて重量のある金庫ほど、回収費用が高くなる傾向にあります。
買い替えを予定している場合はおすすめできる処分方法ですが、そうでない場合は引き取りにかかる費用が高額になるケースもあるため、他の方法も検討してみましょう。
費用相場については後ほど詳しく紹介します。
2. リサイクルショップに買い取ってもらう
状態のよい金庫であれば、リサイクルショップやネットオークションなどを利用して買い取ってもらう方法があります。
不要な金庫を売って少しでもお金がもらえるのであればぜひ利用したいと思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、最近の傾向として金庫はあまり需要がありません。
年式が新しく、ほぼ未使用の金庫でない限り、買い取ってもらうのは難しいかもしれません。
また、この方法を選んだ場合は、掃除をして持ち運んだり、梱包して配送することが必要になります。
金庫は重量があるので簡単なことではありません。
もっと楽に処分したいとお考えの方は、残り2つの方法についても検討することをおすすめします。
3. 金庫専門業者に回収してもらう
金庫のトラブルに対応している金庫専門業者に相談してみるというのも1つの方法です。
普段は金庫の故障や鍵の解錠を行っていますが、回収を行ってくれる業者もあります。
この方法は、解錠できない金庫の処分を依頼する際にとても有効ですが、いくつか難点があります。
まずは、業者の数そのものがあまり多くないので、遠方から駆けつけてもらうことが想定され、出張費用などが高額になります。
この費用に加え、回収費用がかかるので、費用を心配する方にはあまりおすすめできません。
また、申し込みの際には金庫のメーカーや型番、サイズなどの情報が必要になるため事前に準備が必要です。
所有者の個人情報を提供することも求められます。
4. 不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者なら何でも引き取ってくれるイメージがありますが、さすがに金庫は無理だろうとあきらめている方が多いかも知れません。
実は、不用品回収業者では金庫の引き取りも行っています。
電話やインターネットから申し込むだけなので、事前に準備することは何もありません。
また、重い金庫を自分で運び出したり、掃除や梱包をする必要がないので、ケガをするリスクがなくとにかく楽に利用に利用できるのが魅力です。
依頼者の希望日に合わせて自宅に回収にきてくれるので、これほど便利な方法は他にないでしょう。
また、依頼する業者によっては買い取りをしてくれることがあるので、回収費用を抑えることができるかもしれません。
できるだけ楽に金庫を処分したいと考える人の多くが、この方法を選んでいます。
金庫の処分にもいろいろな方法があるんですね!
はい、そのとおりです。どの方法で処分しても問題ありませんが、中には選択しにくい方法もありましたね。金庫を処分する方法を選ぶコツは2つありますが、1つは楽に処分できるかどうかということです。もう1つは後ほど紹介しますね。
金庫を処分するタイミングとは?
私の場合は、誰も使わない金庫が放置されているのが気になったので思い切って処分したいと考えています。他にも金庫を処分するタイミングってあるんですか?
お客様のような場合以外でも、金庫が寿命を迎えたタイミングで処分を必要とすることがあります。
金庫を処分するタイミングは大きく分けて2つあります。
1つは寿命を迎えたタイミング、もう1つは使う人がいなくなったタイミングです。
あまり知られていませんが、頑丈な金庫にも寿命があります。
金庫の種類は「耐火金庫」と「防盗金庫」の2つがあり、どちらも寿命は20年程度とされているので、それを過ぎた金庫は処分が必要です。
耐火金庫は火災を想定して作られた金庫で、一定の基準をクリアしています。
しかし、時間が経つにつれて、耐火材の水分量が減っていき、20年ほどで耐火性能が基準値以下にまで低下してしまいます。
防盗金庫は、耐火金庫に防盗用の機能を備えた金庫です。
そのため、耐火金庫と同様に寿命は20年ほどとなります。
このように、金庫は20年を迎えたタイミングで処分する必要があります。
金庫の寿命によって処分を検討する場合は、買い替えを検討する必要があり、万が一の災害に備えて早めに処分をすることが大切です。
もう1つのタイミングは使う人がいなくなったタイミングです。
所有者が亡くなった場合や、誰も使わないまま放置されている場合がこれに含まれます。
使う人がいない場合、不要と判断するのであれば早めに処分を依頼し、自宅も気持ちもすっきりと整理することをおすすめします。
金庫に寿命があるとは知りませんでした!確かに、一度金庫を処分したいと思ったら、処分するまで気持ちがモヤモヤしますね。
そうですね、金庫の処分が必要だと感じたタイミングですぐに行動するのがおすすめです。先程、金庫を処分する方法を選ぶ際のコツが2つあるとお伝えしましたが、もう1つは何かおわかりですか?
金庫の処分にかかる費用相場
わかります、費用ですよね。金庫を処分するには費用がかかることは覚悟していますが、どれくらいかかるのか心配です。
金庫の処分の費用は高いとイメージする人は多いですよね。金庫を処分する4つの方法の費用相場を詳しく紹介しますので、費用に加えて楽に処分できるかという目線で比較してみてください。
以下では、金庫を処分する4つの方法の費用相場を比較して紹介します。
方法 | 費用 | その他 |
---|---|---|
購入した店舗に引き取ってもらう | 無料~30,000円程度 | 基本的に回収を受け付けてくれる無料回収の場合は買い替えが条件になっていることもある出張費用が別途かかることもある |
リサイクルショップに買い取ってもらう | 無料、又は買い取ってもらえる可能性がある | 持ち込めば無料で引き取ってもらえ、場合によっては買い取ってもらえる持ち込む手間がかかり、必ずしも買い取ってもらえるとは限らないニーズが少ないので高値での取引は難しい状態がよい金庫であることが前提掃除をしてから出す必要がある |
金庫専門業者に回収してもらう | 10,000円程度 | 解錠できない金庫を処分したい場合に向いている回収費用と別に出張費用がかかる業者の数が少ないので、あまり現実的な方法ではない |
不用品回収業者に依頼する | 10,000円程度 | 申し込むだけで家に取りに来てくれるので、何も準備しなくてよい業者によっては買い取ってくれることがあるもっとも簡単で便利な処分方法 |
上記で紹介した費用の相場はあくまでも目安です。
金庫を処分する場合は費用がかかると思っておきましょう。
費用を少しでも抑えて処分することも大切ですが、手間暇をかけずに楽に処分できることも大切です。
上記で紹介した金庫の処分方法はどれも正しい処分方法ですから、どの方法を選んでも問題ありません。
ただし、不用品回収のプロからアドバイスをするなら、やはり不用品回収業者に依頼する方法がもっともおすすめです。
費用も他の方法とそれほどわりませんし、何より、重い金庫を運んだりする手間が一切ないというのがメリットです。
金庫の処分には、ぜひ不用品回収業者に依頼する方法をご検討ください。
費用の相場がわかり安心しました!ある程度費用がかかるようなので、私ならとにかく簡単な方法を選びますね。
ほとんどの方がお客様と同じ考えです。その場合は、やはり不用品回収業者を利用するのがベストですね!
金庫を処分する前に確認すること
不用品回収業者に金庫を処分する前に確認することってありますか?
はい、あります。不用品回収業者に金庫びの処分を依頼する際は、これから紹介する3つのことを確認しておきましょう。
まず1つ目は、金庫の中身を確認しておくことです。
金庫の中にはお金や通帳・印鑑だけでなく、土地の権利書や保険証書などが保管されています。
特に所有者が亡くなった場合や、長年放置されている金庫、解錠できない金庫については注意が必要です。
処分する前には、必ず金庫の中身を確認しましょう。
2つ目は、金庫のサイズや重量を測っておくことです。
金庫を回収する費用はほぼサイズと重量によって決まります。
また、回収を依頼する場合は見積もりをとるのが一般的ですが、サイズや重量を調べておけばおおよその費用がわかるので安心です。
3つ目は、回収を依頼する不用品回収業者を調べておくことです。
金庫の処分を業者に依頼する場合は、どの業者を選ぶかも重要です。
業者によって費用やサービス内容が異なるので、複数の業者を候補として挙げておくとよいでしょう。
費用をかけずに金庫を処分するためには、候補となる不用品回収業者から見積もりを取ることも忘れずに行いましょう。
どれも大切なことですね。とても参考になりました。でも、不用品回収業者の候補を挙げるのが難しいかもしれません…。
そうですよね、金庫の処分を業者に依頼することはめったにありませんので、業者を探すのが難しいですよね。そんな方に便利なサービスがあるので、最後に紹介します。
金庫を少しでも安く手軽に処分するなら、不用品回収業者に任せよう
金庫の処分にはさまざまな方法があることを紹介してきました。
それぞれに特徴があり、費用やメリットが異なりますが、不用品回収業者に依頼する方法に魅力を感じた人も多いのではないでしょうか。
先程、金庫を処分する前に業者の候補を挙げておくことが重要であることを紹介しました。
とは言え、自分で一から業者を探すのは時間も手間もかかります。
そんな方には不用品回収の窓口の利用をおすすめします。
不用品回収の窓口では、処分してほしいものの種類や量など複数の項目を入力するだけで、最大5社からの見積もりが取得できる便利なサービスを提供しています。
不用品回収の窓口を利用すれば複数の業者の費用がわかり、処分を依頼する業者の候補を絞ることができます。
また、不用品回収の窓口は利用に一切費用がかかりませんのでご安心ください。
不用品回収業者に金庫の処分を依頼しようとお考えの方は、まずは不用品回収の窓口で業者を探すことからはじめましょう。
日本大学文理学部卒。後に、不用品回収専門メディア「不用品回収の窓口」に参画。信頼関係を第一に考え、多くの不用品回収業者の業務改善に注力する。同時に、環境省が主催する「使用済製品等のリユース促進事業研究会」へ定期的に参加し、不用品回収業者と協力して不用品回収やゴミ問題解決に取り組んでいる。不用品に関する多様な記事の執筆・監修も積極的に担当。