五月人形の処分方法4選!供養の必要性や注意点を詳しく紹介

兜と刀

押入れにしまったままの五月人形はどんな方法で処分すればいいですか?

五月人形は縁起物であり、人形であることから処分をためってしまい困っているという方も少なくありません。また、処分したくても、どのような方法があるかあまり知られていないのも事実です。五月人形にはいくつかの処分方法があるので、どの方法が自分に合っているかを見極めることが大切です。

「子供が大きくなって飾らなくなった五月人形が押入れにしまってある」「引越しを機に五月人形を何とかしたい」などの理由から、五月人形の処分を考えている人もいるのではないでしょうか。

五月人形を処分する際にネックとなるのが、五月人形を処分してもいいのか?ということです。人の顔をした可愛らしい五月人形をただ処分するのは気が引けるという人も多いようです。

しかし、五月人形を処分することは決して悪いことではありません。五月人形を処分する方法は複数あり、実際にそれらの方法で処分している人もたくさんいます。

この記事では、五月人形の処分にお困りの方にむけて、五月人形の供養の必要性や五月人形を正しく処分する方法、処分の際の注意点などについて解説しています。

五月人形を処分する際の供養の必要性

五月人形を処分する際は供養をした方がいいのでしょうか?

五月人形はお子様の健やかな成長を願う縁起物です。また、人の顔をしていることから、供養を行った方が良いのでは?と考えることはとても自然なことです。まずは、五月人形を処分する際に供養が必要かどうかという疑問にお答えします。

結論から言うと、処分の際は供養はしてもしなくてもどちらでも構いません。つまり、処分する人の考え方で決めよいことになります。

地域によって異なりますが、五月人形は一般的に子供が20歳になるまで飾るものとされており、それを過ぎればどのように処分しても問題ありません。

とはいえ、五月人形は長い間子どもの身代わりとなって健やかな成長を見守る役割を持っています。また、人の顔をしている人形には「魂が宿る」とも考えられています。そのため、供養を行って処分する人がいるのも事実です。

神社やお寺などに依頼すれば五月人形を供養することができます。供養の内容は、寺社でお経を読んでいただき、そのあとに「お焚き上げ」を行います。これにより、子どもの厄を引き受けた五月人形から魂が抜け、安らかな眠りにつくことができるとされています。

このような供養を行うことで安心して五月人形を処分できますが、五月人形を持参して寺社に訪れることは難しいという人もいます。そのような場合は、無理をして供養を行う必要はありません。

大切なのは、子どもの身代わりになってくれた五月人形に感謝し、役割を終えてゆっくりと休んで欲しいと願う気持ちです。

五月人形の供養はどうしても必要ということではないんですね。安心しました。処分する方法には他にどのような方法がありますか?

五月人形の供養をするかどうかは、あくまでも処分する人の自由ということです。供養をしなくても感謝の気持ちを持って送り出すことが大切なんですよ。供養以外にも五月人形を処分する方法があるので紹介します。

五月人形を処分せずに子どもに引き継ぐのはNG?

供養をしないまでも、高価で捨てにくい五月人形を子どもに引き継ぐという方法で処分することはできますか?

確かに、五月人形を処分できない人の中には、子どもに引き継ぐという方法で捨てずに処分することを考える人もいます。絶対にダメな方法ということではありませんが、五月人形の本来の目的や意味から考えるとあまりよい方法とは言えません。理由がわかれば、きっと納得していただけます。

先程も少し紹介しましたが、五月人形は子供に降りかかる災いを引き受ける役割を果たしています。そのため、男の子供1人につき1つの五月人形が必要であると考えられています。

ですから、父親が子供の頃に飾っていた五月人形や、兄弟の五月人形を「お下がり」として引き継ぐことは本来の目的とは異なります。五月人形を引き継ぐということは、五月人形が引き受けた災いや厄を一緒に受け継ぐことになってしまいます。

このような考えから、五月人形を引き継ぐのはあまり好ましいこととは言えません。

そうですね。五月人形の本来の役割がわかり納得しました。「供養」と「引き継ぐ」以外に五月人形を処分する方法を教えてください!

五月人形を捨てたくないというお気持ちはよくわかります。ただ、五月人形の本来の意味がわかれば、役目を終えて処分することが悪いことではないことがおわかりいただるでしょう。あとは、正しい方法に従って処分をすれば何も問題はありません。

五月人形を正しく処分する4つの方法

五月人形を正しく処分する方法は以下の4つです。

  1. 一般ごみとして収集してもらう
  2. リサイクルショップで買い取ってもらう
  3. 施設に寄付する
  4. 不用品回収業者に依頼する

え!五月人形を一般ごみとして出してもいいんですか?

やはり驚きますよね。しかし、五月人形は一般ごみとして出すことができます。その他にも処分する方法があるので、特徴やメリットを確認して自分に向いている方法を選びましょう。

ここからは、五月人形を処分する4つの方法とそれぞれの特徴やメリットについて紹介します。

1. 一般ごみとして収集してもらう

もっとも簡単なのは一般ごみに出す方法で、お金がかからないのがメリットです。

デメリットとしては、五月人形は一部に金属を含んでいるため、可燃ごみと不燃ごみに分別する必要があるため手間がかかります。また、人形を自分の手で解体し、ごみ袋に捨てるという作業が必要になります。今まで大切に保管してきた人形を解体することに抵抗がある、心苦しいと感じる人にはあまりおすすめできません。

また、サイズによっては粗大ごみとして扱われる場合があるため、お住まいの自治体のごみ出しルールを事前に確認しておきましょう。

2. リサイクルショップで買い取ってもらう

五月人形を捨てるのがもったいないと考える人は、リサイクルショップで買い取ってもらうのも1つの方法です。不要なものを処分できるのと同時に買取金額を受け取ることができるのがメリットです。

ただし、先程も紹介したように、五月人形を引き継ぐことはあまり好ましくないと考えられています。そのため、どんなに状態のよいものであっても買い手が見つかりにくいため、買取金額が安くなる傾向にあります。また、状態が悪い場合には買取を断られる場合があります。

少しでも高く買い取ってもらうためには、五月人形の掃除を行い、足りない道具などがないように確認しましょう。

3. 施設に寄付する

五月人形は施設に寄付することもできます。幼稚園や保育園などでは季節に応じてさまざまな行事を開催するため、毎年五月人形を飾る施設も多くあります。

この方法なら五月人形を捨てる必要がなく、子供たちにも喜んでもらえるので嬉しいですよね。

五月人形の寄付を募集しているかどうかは各施設のホームページなどに掲載されています。見当たらない場合は、持ち運ぶことを考えて自宅近くの施設に直接問合わせてみるのもよいでしょう。ただし、寄付を募集している施設はそれほど多くないことを覚えておきましょう。

また、この方法は寄付して飾ってもらうのが前提です。いくら不要になった五月人形を処分できるからといって、あまり状態の悪いものを譲ることは避けたほうがいいでしょう。

4. 不用品回収業者に依頼する

五月人形は不用品回収業者でも引き取ってくれます。自宅まで回収に来てくれるため、申し込みを行う以外に何もする必要がありません。

自分で解体する必要がないので精神的な負担が軽減されます。またお店に持ち込んだり掃除をしたりする必要がないのでとても楽で、どんなに状態の悪いものでも引き取ってもらえるので安心です。

不用品回収業者が持ち出してくれる際には、感謝とねぎらいの気持ちで五月人形を送り出しましょう。

不用品回収業者へ依頼する方法は電話やインターネットを利用するのでとても簡単で、希望する日時に合わせて回収してくれます。

自宅で眠ったままの五月人形の処分を安心して任せたい方は、不用品回収業者の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

五月人形の処分にはいろいろな方法がありますね。不用品回収業者を利用する方法がとても簡単そうだと感じました!

そうなんです。五月人形の処分にはいろいろな方法がありそれぞれに特徴が異なります。自分に合った方法を選び、ルールを守って処分するようにしましょう。

五月人形を処分する際のポイント・注意点

五月人形

五月人形を処分する際に何か気をつけることはありますか?

とてもいい質問ですね。どんな方法を選択した場合でも、それぞれにマナーやルールを守って処分することが大切です。五月人形を処分する際のポイントや注意点についてプロの目線で紹介します。

五月人形を供養する場合や一般ごみとして出す場合など、特に自分で処分を行う場合は以下のポイントに注意しましょう。

供養をする場合

供養を行っている神社やお寺を自分で探し、許可を得てから持ち運んで供養を行ってもらいましょう。無断で置き去りにすることがないように気をつけましょう。

引き継ぐ場合

引き継ぐ相手に、その理由や五月人形の本来の目的をきちんと説明しましょう。納得してもらった上で引き継ぎ、場合によっては神社やお寺でお祓いをしてもらうことも検討しましょう。状態が悪い場合は、引き継ぎことを避けたほうが無難です。

一般ごみとして収集してもらう場合

自治体のルールに従って正しく分別しましょう。また、大きさによっては粗大ごみとなる場合があるので、処分する前に確認が必要です。人形を解体することに抵抗がある人にはおすすめできないので、他の方法を検討しましょう。

リサイクルショップで買い取ってもらう場合

必ずしも買い取ってもらえるとは限りません。せっかくお店に持ち込んでも、ニーズがなかったり状態が悪ければそのまま持ち帰らなくてはいけないこともあります。

施設に寄付する場合

五月人形の寄付を必要としている施設を探しましょう。多くの人の目に触れることになるので、きれいに掃除をすることはもちろん、損傷等が激しい場合は寄付をやめることを検討することも大切です。

不用品回収業者に依頼する場合

依頼する不用品回収業者が決まれば申し込むだけで、他に何もやる必要はありません。この方法を選んだ際に気をつけるべきポイントは、業者の選び方です。

最初から1つの業者に決めてしまうのはあまりよい方法ではありません。なぜなら、五月人形を不用品回収業者に処分してもらう際には費用がかかり、業者によって費用やサービス内容が異なるからです。

正しい業者の選び方は、複数の業者に見積もりを依頼して、費用やサービス比較して選ぶことです。長い間、子供に代わって大事な役割を果たしてきた五月人形ですから、安心して処分を任せられる業者を選びましょう。

五月人形の処分にはいろいろと注意しなくてはいけないことがあるんですね。不用品回収業者に依頼するのが私にとって一番簡単な方法ですが、業者を比較して選ぶのが難しそうです・・・。

ルールを守ればどの方法で処分してもまったく問題ありません。不用品回収業者に依頼する方法がもっともメリットがあると感じる人が多いのですが、業者の選び方でつまづいてしまう人がいるのも事実です。不用品回収のプロとして、最後におすすめの業者の選び方を紹介します。

五月人形をストレスなく楽に処分したい方は不用品回収業者に任せよう

五月人形の処分にはさまざまな方法がありますが、不用品回収業者に依頼する方法がもっとも選ばれています。その理由は、人形を処分するというストレスがなく、申し込むだけで自宅に回収に来てくれるため、処分がとても簡単に終わるからです。

不用品回収業者に依頼する際にネックとなるのが、費用と業者の選び方です。業者選びでは、不用品回収の窓口を利用することをおすすめします。

不用品回収の窓口のサービスを利用すると、処分して欲しいものの種類や量など複数の項目を入力するだけで、最大5社から見積もりを取得することができます。また、お見積もりには一切費用がかからないので安心して利用できます。

不用品回収の窓口のサービスを利用すれば、お見積りを元に自分に合う業者を選ぶことができるので、業者選びに失敗することがありません。五月人形の処分でお困りの方は不用品回収の窓口をご利用いただき、自分にマッチする業者に処分を依頼することをおすすめします。